グラス弓・カーボン弓の取り扱い方

みなさん、突然ですがグラス弓・カーボン弓の取扱いはご存知ですか?

 

弓は上長下短で細長い為、射手がちゃんと管理・調整しないと、狂いが出たり、破損の原因となります。

 

今回は、そのような破損の原因など起こらないために使用上の注意をお伝えします。

 

1.まずは先輩に聞く!
まずは、弓道場におられる先輩に聞いてみてください。

弓の張り方は直接、見せて頂いて張り方を学ぶことが大切です。
必ず、弓の張り方は先輩の指導を受け、繰り返し練習してください。

ねじらず真直に押し引きして下さい。
安易な気持ちで張ると思わぬ怪我や弓を折損させることがあります。
注意しながら張る様にしてくださいね。

 
 

2.新しい弓は要注意!
新弓は羽根返しが強く、弓が返りやすいので弓把(きゅうは)は15cmを保つようにしてください。
弓把(きゅうは)が狭いと弦が返り、弓上部を折損させます。
何度も弓が返ることがある場合は、弓を購入したお店にご相談ください。

 

上部弦輪は弭にピッタリする様に作り、関板の中心を通る様にして下さい。
また、中仕掛けはややきつめにし、筈こぼれが絶対に無い様にして下さい
筈こぼれは、空打と同様で新弓の場合、弦が返り上部を折損させます。

 

乾いた布等で充分拭き、静かに5~10回ほど肩入をし弓、弦を慣らして下さい。

 

巻ワラ前にて5分~7分引きで2~3回ほど矢を放ちます。
巻ワラ矢は、重いものをご使用下さい。その後、巻ワラを10射ほど引き。弓把が正常(15cm)か高さを調べ、弦が伸び弓把が低くなった場合、上部弦輪を調整して下さい。
新弦を使用の時は特にご注意下さい。

 

上部弦輪が磨減り、弦輪が左右にすべり易くなった弦は新しい弦と交換して下さい。

 

その他にこんなことで悩みがある…こんなことがわからないなどありましたら、ご意見フォームからご連絡ください。

 

必ず、掲載されるとはお約束はできませんが、できる限りコラムにて解決をして参ります。
よろしくお願い致します。